読書

量子サッカー

実は、先日グレッグ・イーガンの「しあわせの理由」について書いた時点では、肝心の表題作をまだ読了しておらず、もちろん「あとがき」も読んでなかったのだが、最後まで読んでみたら量子サッカーのサンプルがオンラインにあるとのことなので、さっそくアク…

しあわせの理由 / グレッグ・イーガン

しあわせの理由 (ハヤカワ文庫SF)作者: グレッグイーガン,Greg Egan,山岸真出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2003/07/01メディア: 文庫購入: 16人 クリック: 266回この商品を含むブログ (200件) を見る順列都市を読んで以来、100%内容を理解できたとは言え…

桐野夏生/ メタボラ

メタボラ作者: 桐野夏生出版社/メーカー: 朝日新聞社発売日: 2007/05/08メディア: 単行本 クリック: 14回この商品を含むブログ (79件) を見る朝日新聞に連載されていた桐野夏生のメタボラを読了した。 長編の単行本として「魂萌え!」から約2年ぶりの本作は…

希望のしくみ/養老孟司 アルボムッレ・スマナサーラ

最近、出版界は新書ブームだそうで、書店にいくと必ず目立つ場所に新書の新刊が平積みされています。仕事帰りに週2〜3度は本屋に寄り道し、なんかオモロい本(漫画)はないかと物色している自分も、ウマウマとこうした戦略に乗せられてしまい、すっかり通勤…

三浦しをん直木賞受賞

ノミネート2回目にして受賞。めでたいことです。 世間的に売れてるのかどうなのかよく分からんが、直木賞候補2回目にして受賞ってのは、けっこういいペースなんじゃないだろうか(少なくとも身の回りに読者は皆無。けど29日の角田光代さんとのトークショー…

貴志祐介「青の炎」を読んでモヤモヤ

黒い家を読んでからすっかりはまってしまった貴志祐介氏の「青の炎」を、通勤電車読書で3日ほどかけて読了。電車の中で読書していると、猛烈な睡魔に教われる事が多々あるので、ペースとしてはまあまあいいほうだろうか。 この「青の炎」、文庫本の解説でも…

通勤読書6/19〜25

よくここで書いているように、毎月アホのようにCDを買い漁ってるわけだが、日記に書かないだけで小説にもけっこう散財している。俺の出費のほとんどはCDと小説といっても過言じゃない。とりあえず最近読んだ本。天使の囀り (角川ホラー文庫)作者: 貴志祐介,…

三浦しをん / まほろ駅前多田便利軒

ちょっと前に購入して放置してあった三浦しをんの小説を読んでみた。全6章からなる連作短編集(とでも表現するのだろうか)で、いちおう1話完結スタイルをとっているので、通勤電車(片道42分、約1章分)で読むのにちょうどよい長さだった。 各章の扉にあ…

俺って、いったいWeb x.xなんだろう? 梅田望夫「ウェブ進化論」

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)作者: 梅田望夫出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2006/02/07メディア: 新書購入: 61人 クリック: 996回この商品を含むブログ (2375件) を見る最近、アマゾンやはてなでも話題になっていると思われる…

桐野夏生、絲山秋子

最近、また小説を読み始めた。買い溜めしてあった桐野夏生の「玉瀾」を読んで、かなりツボに入ってしまったのをきっかけに、通勤電車の中で小説を読む癖がついてしまった。以下、最近読んだor買った本 玉瀾/桐野夏生 現代、そして戦前の上海を舞台に、4人の…