ついに終わるGoogleリーダーと久々のBylineが安定して使いやすい件

ついに明日の7/1を持ってGoogleリーダーがサービス終了となってしまう。
前にも書いたけどGoogleリーダーは使い易いRSSリーダーというだけでなく、Webアーカイブと自分の読んだfeedの検索機能が地味に気に入っていたので、なかなかこれに替わるサービスは難しいだろうなぁと思っていたのだけど、巷でも話題になっているfeedlyDiggFacebookやまさかのAOLのリーダーサービス開始などニュースリーダー界隈が俄然盛り上がってきているので、以前、伊藤直也さんが言及していたように「Google Reader終了で、情報収集ツールは進化」してきたなぁと、個人的にはちょっと嬉しかったりもする。
問題は、「さて明日以降、どのサービスを使っていくか」ということなんだけど、使えるニュースリーダーの必須要件としてデバイスを固定せずにfeedの未読管理をしっかりできて、なおかつ自分の使っているWebサービスとの連携がスムーズな点ということを考えると、やっぱりFeedly以外にはないだろうと思う。DiggやAOLなどが未だ完全にリーダーの機能を発揮できていない現状で、ここまで完成度を高めたFeedlyはすごい。Googleリーダーの終了を予測して移行計画を「プロジェクト ノルマンディー」と大仰なネーミングを付けたのも納得の完成度だと思う。すばらしい。
ただひとつ不満を言わせてもらえば、これまで愛用してきたReederのFeedlyサポートがちょっと遅れていることだけど(遅れているだけでサポートはするとReeder側でも名言している)、Reederを愛用する前に使っていたBylineもついこの前のアップデートでFeedlyサポートを実装してきたので久々に使ってみた。

アップデートで、RSSリーダーAppというよりFeedly専用RSSリーダーAppになったと言っていいByline(以前もGoogleリーダー専用ではあったけど)、記事の読み易さや同期のスムーズさはもちろん以前のままだし、フィード同期の時点でデータをローカル保存するのでフォルダを変更してもロードが発生しない点など、Feedly公式Appよりも使い易いなと感じた。

Reederをメインにしてからは、「全て既読」ボタンの配置や元データへのリンクの仕方、次記事への誘導など、UI的な側面からすっかりReederユーザーになっていたけど、しばらくFeedlyiOS版を使ってから久々にBylineで記事を読んでみたら、ちょっとした不満は残るものの安定の読み易さで、ちょっと嬉しくなった。かなり前のアップデートでサポートされた記事の要約しかないフィードを全文キャッシュしてくれる機能(WebページかInstapaper Mobilizerかを選べる)も地味に便利かもしれない。

ちなみに、この「自動キャッシュ機能」、デフォルトでそのまま使うと同期が遅くなる原因になるかもしれないので、少しでも同期を早くするなら、オフにするか、選択記事だけにするか、もしくは「モバイル向けデザイン」(Instapaper Mobilizer)にすることを推奨。

Instapaper Mobilizerにする設定は、画面右上の「設定」ボタンから

  • キャッシュの「Webページ」を選択
  • 「モバイル向けデザイン」をオン
  • キャッシュするフィードを選択するのが面倒な場合は、「自動でキャッシュするコンテンツ」で「すべて」をオン
  • スター付き記事をキャッシュしたい場合は「あとで読む」をオン
  • 「フィードごとのキャッシュ設定」を適宜選択
  • 自動選択の場合、選択されたフィードに薄い色のチェックが付くので不要なフィードは再度選択して×に
  • 手動でフィードを選択すると濃い色のチェックマークが付く(自動キャッシュ機能は記事の判定制度がいまいちなので、手動のほうがいいかも)

キャッシュ機能が不要な場合は上記を全てオフにすると同期が早くてとってもスムーズ。キャッシュ項目の「Wi-Fi時のみ」と「画像」も、地下鉄でも電波が届くようになった今は個人的にはあまり意味ないと思うので全てオフがいいと思う。

Googleリーダーのサービス終了が発表された時はかなり残念な気持ちなったものだけど、結果的にニュースリーダーの選択肢が広がったのでむしろ良かったのかなぁとも思う。ただし、習慣的になっているWeb上での行動はあまりクラウド依存にしないほうがいいなぁという課題は残るのだけど。