ReederでGoogleリーダーのローカルインポート機能に思う個人的にGoogleリーダーが素晴らしかったと思うところ

Google Readerが衝撃のサービス終了を発表してから、いろいろとRSSリーダー界隈で動きがあったわけですけど、個人的にかなりお気に入りのiPhone Appの「Reeder」も「Googleリーダーと一緒に死にはしない」と男気ある発言をしてから、先日のアップデートでついにローカルのfeed登録ができるようになりました。

Reeder - Silvio Rizzi


アップデート直後はfeedごとの単体登録かと勝手に思って「Google リーダーからインポートできたらアドオンでも買う」とかほざいてましたけど、実は最初からインポート可能だったんですね。すばらしい。
早速、自分のGoogleリーダーから登録feedをインポートしたわけですけど、登録数が318とかあって同期がものすごい遅いわけです。WiFi回線でも同期だけで2分くらいかかってしまう。登録したfeedを一つ一つ読みに行くわけだから当たり前っちゃあ当たり前なんですけど(逆に、feedを直接読みに行く分、Googleリーダーよりfeed取得が早いというメリットもあるんだけども)。
これがGoogleリーダー経由なら読みに行く先はGoogleのサーバーだけだから、どんだけfeed登録してもそんなに同期が遅くならないわけで、この「サーバに膨大なデータ溜め込んで、そこから配信する」ってのが今後のRSSリーダーサービスの個人的ポイントであり、回線や保守のこと考えると中々に難しいテーマなのかなぁとか関係者でもない1ユーザーの分際で勝手に思ったりしてます。

GoogleリーダーはWebアーカイブ

あとGoogleリーダーで勿体ないなぁと思うのは、「溜め込んだデータをいつまでも持ってる」とこ。消えたブログの過去データも誰かが登録していた日まで遡ってしっかり保存してある。たとえリンク先がnot foundだったとしてもです。つまりRSSリーダーのみならずWebアーカイブ機能も併せ持っていたわけですね。膨大なアーカイブを検索機能付きで使えるって(検索機能はしょぼいけど)、便利すぎる。
膨大なfeedを巡回して、少なくなったとはいえこれまたかなりの数の(しかも頻繁な)ユーザーリクエストに応えつつ、消えたWebページのデータも保存、これで無料とは、なんと男気溢れるサービスだったことか。すばらしい。
7月にはこの膨大なfeedアーカイブも見れなくなるわけでなんとも残念すぎる。てっきりGoogleはこのアーカイブデータを資産として持ち続けるためにもGoogleリーダーは惰性で続けてくれるのかなぁとか思ってたけど、さすがにボランティア精神が旺盛すぎるサービスだったみたいですね。果たして、今まで溜め込まれたデータはどうなるのか。7月までに気になるfeedだけでもサルベージできたりしないのか、気になるところです。

ReederのGoogleリーダー・インポート使うならインポート直前にfeedを整理

というわけで、アーカイブ的な使い方も出来るならと、更新してないfeedだってもちろん溜めっぱなしにしていたGoogleリーダーだけど、ReederでローカルのインポートしてもfeedのURLがインポートされるだけで過去のデータまでは入らないので、iPhone専用ローカルRSSリーダーとして使うならReederにインポートする前に思い切ってfeedの数は厳選したほうが良さそう。むしろ使い方を特定のfeed閲覧に特化して(News系だけとか)、個別のfeed登録のほうが使い方としては正解なのかもしれない。

Reederのローカルインポート機能はまだ開発中らしいので、これから何か驚きの新機能が付くかもしれないけど、「同期時にfeedを個別に読みいく」って点だけはどうしようもないだろうなぁ。