Safari 5 で導入した機能拡張
iPadとiPhone関連の話題の影に隠れて地味にアップデートされたSafariだけど、ここのところすっかりメインブラウザになったSafariに機能拡張が公式実装されたのは素直に嬉しいし、Safariリーダーも想像以上に便利だった。
機能拡張については、環境設定の「詳細」タブで「開発メニュー」を表示した上で「機能拡張を有効」にするとか、app開発で物議を呼んだアップルらしくオープンソースな機能拡張の導入にかなり慎重になっている模様。
それなりに知識のある人にだけ「あくまで自己責任」で使ってくれと言わんばかりの実装だけど、他のブラウザで先行して開発されたExtentionが多いので、出てくる機能拡張も洗練されたものが多い印象。
以下、自分のSafariに導入したExtention。
- Instapaper Beyond
- 最近、iPadのAppでも話題になっているらしいInstapaperの機能拡張。矢印キーで記事を選択するショートカットが使えたり選択記事がハイライト表示になったり等、シンプルだけど地味に便利。Instapaperユーザーは入れて損はないかと。
- AutoPagerize
- 言わずと知れたAutoPagerizerのSafari版。複数ページを強制的に1ページにするわけだけど、登録されたサイトのデータベースも充実してきて長文ページの閲覧に重宝する。
- Google Reader Tools
- 名前で分かるようにGoogle Readerのための機能拡張。未読記事のお知らせ機能のほか、記事クリック後の動作やGoogle Readerのスキン変更機能も。
以下、便利そうなの6/29追記
- Image Reveal
- 上記のView Background Image強化バージョン。これのすごいのは、通常なら背景画像のみ表示するのを禁止された画像でさえも表示してしまうとこ*1。たとえば、Googleブックスのスキャン画像とか。Googleブックスの画像をローカル環境や電波の届かないエリアで見たいという人には便利かも。
- Sharker
- 最近、海外では盛り上がっているらしい無料音楽ストリーミング・サービス「Grooveshark」を便利に使う機能拡張。一時停止や次の曲などのコントロールがコンテクストメニューで操作可能(ただし、Groovesharkを別のタブなどで開いてないと動作しない)。Grooveshark自体、あまり日本では有名じゃないかと思われるけど、日本でも普通に聴き放題だしアカウントも取得できる模様。機能拡張というより、Groovesharkに感動。洋楽なら大量に無料試聴可能。
以下は、あまりおすすめできないけど、ちょっと面白い機能拡張。
- JavaScript Blacklist
- コピペ追跡JSとか、リンク先のプレビュー表示JSとか、セキュリティ的にちょっと怪しいJavaScriptをブロックする機能拡張らしい。ブラックリストに登録されたJSは、現時点では日本語サイトではあまり使われていないようだし、ブラックリスト自体が少ないせいか、実際に動作したことないので便利かどうかは未知数。6/15時点で作動時のクラッシュ現象もリポートされているので、あまりおすすめできないかも。
その他、下記のTumblrのまとめページに色々と機能拡張が紹介されるてるけど、WebKitのおかげでWebインスペクタとかが充実しまくってるSafariなら、上記くらいの機能拡張で充分便利かなぁと自分は思う(もちろん、SafariStandやSafariGesturesは、まだまだ必須なので、それらを入れた前提で…ですが)。
*1:厳密には禁止でないけど、画像探すのが面倒なサイト