Byline 3.0 の個人的に残念な点

iPhone を持っていてGoogle readerを使っている人にはかなりの知名度かと思われるBylineが3.0にバージョンアップした。

個人的にも、iPhone購入後、色々なアプリを試した後に辿り着いたGoogle readerアプリの決定版だったし、Reederを知るまで一年くらい使っていたので、今回の3.0アップデートはちょっと期待していたのだけど、正直、物足りない内容だった。
以下、超個人的、残念ポイント。

  • twitter、Instapaper、Read it latorとの連携はよいのだけど、Deliciousがない
    • まぁ、Deliciousって、最近のWebトレンドからすれば色褪せる存在なのは分かるけどねぇ…。
  • Instapaperと連携してるのにInstapaper mobilizerを利用できない
    • 5/14追記:利用できるみたいですね。設定で「キャッシュ」→「Webページ」→「モバイル向けデザイン」で、「意図的に削られていると判断されたfeed」をInstapaper mobilizer経由でキャッシュするらしい。
    • らしい、というのは、まだ実際に目で確認できてないからなんだけど、つまりはdiscriptionが途中で終わっていると思われる場合にキャッシュする、ということなんだろうか。
    • それともdiscriptionに元ページへのURLがある場合?
    • この辺よく分からないけど、どうせならReederのように本文無し(discription無し)のfeedでもInstapaper mobilizerで表示するようにリンクボタンを付けてほしかったなぁ。
    • とりあえず、未読feed溜まったら、もう少し使い込んでみる
    • Googleのモバイル版表示でもいいんだけど、ReederでInstapaper mobilizerの読みやすさに慣れてしまうと、iPhoneでPC版のWebページを熟読するのはしんどい。
  • feedごとにページをまるごとキャッシュできるのはいいけど、同期が遅い
    • Bylineの代表的機能であり、使用時には、かなり活用したオフラインでのページキャッシュ機能だけど、上記と同じ理由でページ全体をキャッシュするのは時間とパケットの無駄に思えてしまう。今回のアップデートで同期が早くなったとの評価があるようだけど、同期の速度自体は、Reederとあまり変わらないんじゃないだろか。
    • アップデート直後の状態だと、「本文一部配信のフィード*1」は、「自動的にWebページの完全保存を行う」ように設定してあったと記憶しているので、同期がすごく遅くなる。
    • 上記を避けるために、アップデート後、「設定」→キャッシュを「WiFi時のみ」にするか、キャッシュ自体不要な場合は「Webページ」→「すべてのアイテム」をオフに。
    • キャッシュ機能使いたいけどWebページは不要という場合は、一番上の「モバイル向けデザイン」をオンにすると、保存されるデータがmobilizer経由になるので、ちょっと早くなる(けど、登録フィード多い人は、やっぱり同期は遅くなると思われます)。
  • 全部既読ボタンを押すのが面倒
    • iTunes storeのレビューでも指摘してる人多いけど、これはやっぱりいただけない。


最後の既読ボタンについては、ひょっとすると今回のアップデートがiPhoneを両手で使うことを想定しての結果なのかもしれないと思った。新機能のスワイプで左右に記事移動というのも、基本的に両手操作を想定してのものでないだろか。

両手で持って左右スワイプすれば記事は読みやすいかもしれないけど、片手の親指だけで操作する場合、左右の動きが頻繁になるのはしんどいので、短い上下動とどちらか片方にあるボタン操作がメインになる(自分の場合)。

Reederのよく使うボタンは、既読ボタンが画面左下、記事の移動がその右隣(もしくは上下にスワイプ)、フォルダ(タグ)の移動が画面左上と、左手だけでiPhoneを操作する場合、かなり理想的なボタン配置だったりする。

というわけで、iPhoneの片手操作が多い人は、Reederのほうが合っているのかも?

それにしても、Instapaperって素晴らしい。なにしろ、長文記事が読みやすい。Reeder買ってから本格的に使いはじめたけど、あまりの素敵さに、応援の意味を込めてInstapaper Pro(600円)を購入してしまった。気のせいかFreeより同期早い気がするし、広告出ないのはなんとなく気分が良い。

*1:本文の最初だけが読めるフィード