俺って、いったいWeb x.xなんだろう? 梅田望夫「ウェブ進化論」

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)

最近、アマゾンやはてなでも話題になっていると思われる梅田望夫氏の「ウェブ進化論」を読んでみた。CNET-japanの「英語で読むITトレンド」もちょこちょこチェックしていたので、ちょっと期待して購入したのだけど、いわゆるサラリーマン向け実用書の類いとはまったく異質の、梅田望夫氏の人柄が伝わってくるようなとても熱いネット文化論だった。
どんだけ熱く感じたって、通勤電車の中で読みながら、ちょっと胸が熱くなったくらいである。個人的に、氏が書いているような世界の貢献に役立てるかは、ものすごーく微妙であるけれど、少なくともそういった時代に生きている自覚と、新しい価値観を常に受け入れる姿勢だけは持ち続けたいな、なんてことを考えた。
読後、気になったのは「俺って、いったいWeb x.xなんだろう?」ってことである。世の中では2.0が主流になりつつあるらしいけど、きっと俺は0.7くらいで止まっているのだろう(正直、Web2.0ってよくわからんが)。
俺がネットにはまったきっかけは、テレホ全盛時代にネトゲDiabloにはまったのがきっかけだった。Diabloをやるために東京メタリックに加入し当時300人もいなかったADSLユーザーになってみたりもした。一緒にゲームやってる人たちのサイトを巡回したり、英語のサイトを一生懸命解読したり。もしかすると、当時の日本では、そこそこWebバージョンが高かったのかもしれない。
だが現在、ネトゲモンスターハンターくらいしかやらないし(MHってネトゲとしては微妙な気がする)、日記はこのはてなのみ。他にSNSやるわけでも、メッセとかでネット上の知り合いと交流するわけでもない。リアルでも半ヒキな生活なのにネット上でも半ヒキのようである。というか傍観者。
まあ、こうゆうのって性格もあるので、これはこれでアリだよなぁと思うのだけど、ちょっと反省しつつ、日記しか利用していなかったはてなで、はてなブックマークとか使ってみた。最近、ネットを見るのは会社での時間のほうが長かったりするので、こうゆうネット上のブックマークってのは、けっこう便利。って、それはちょっと使い方違う気もするけど。ちなみに、アマゾンのウィッシュリストも備忘録替わりに使っていたり。
んで、さっそくブックマークした気になる記事がLemonheadsというバンドの活動再開ニュースとある大学の教授が書いた「大学における準ひきこもりという存在」という論文に関するページである。ああ、この「準ひきこもり」って、まさに俺だよオレオレ。こんなところで深く共感してしまうあたり、俺のWebバージョンアップは、ファームウェアからやり直す必要があるようだ。