フジファブリックとThe Beatles

最近、フジファブリックがお気に入りだ。フジファブリックを初めて知ったのはCSの音楽番組で「NAGISAにて」を聞いたのがきっかけだったように記憶している。いまからもう4年前くらいかな。
アルバム「FAB BOX」以降は、そんなにきちんと聞き込んでいなかったのだけど、ふとしたきっかけで「銀河」が自分の中でヘビーローテーションになって、それを機会に「NAGISAにて」などシングルでしか聞けない曲をiTunes Storeで購入してみた。

その中に、去年公開された松田龍平主演の「悪魔探偵」のために書かれた「蒼い鳥」という曲があるんだけど、これがまた良い。この曲が探偵もの映画のテーマソングだと聞くと、明治時代とか黒いマントとか怪人だとかそんなキーワードが思い浮かんできて、なんだか映画自体も見たくなってしまう。

蒼い鳥

蒼い鳥

イントロのアルペジオとか緩急のある展開とか、わりとベタにThe Beatlesの「Because」と「I Want You (She's So Heavy)」をモチーフにしているけど、こうゆう名曲をモチーフにするのって個人的に多いにアリなんじゃないかと思う。アレンジがまったく違うけどコード展開がほとんど同じとか、メロディーだけパクったとか、そうゆう「ちょっと聴き」では分かりにくいパクリは道義的にイカンなと思うけど*1、あえて分かりやすくしているのは、きちんとしたオマージュなんだなと納得できる*2

それにしても、「Abbey Road」はやっぱり名盤だなぁ。White Albumもいいけど個人的には、The Beatlesの中で一番好きなアルバムだ。フジファブリック聞いている人はわりと年齢層低めの印象あるので、もし「蒼い鳥」好きだけど「Abbey Road」を知らないって人がいたら、ぜひとも一度聞いてほしいアルバムだ。

Abbey Road

Abbey Road

ちなみに、「蒼い鳥」は数量限定販売で現在は入手不可能らしいので、レンタルでなんとか見つけるか、iTunes Store、またはヤフオクなどで購入するしかないようだ。フジファブリックには、こうゆうシングルでしか聞けない曲ってけっこう多いけど、そのうちレアトラック集とかで出すつもりなんだろうか。そうゆうリリースの仕方も、シングル出しまくって満を持してヒット曲だらけのアルバムを出すより、なにか潔い気がしていいなと思う。

iTunes Storeの「蒼い鳥」購入ページへ(iTunesインストールしてないと開けません)icon

*1:メロをパクったらすぐに分かるか・・・。

*2:たとえば「すかんち」=Queenみたいな。ってネタ古過ぎか。ちなみにオマージュの語源はフランス語で尊敬という意味らしい。wikipedia参照