Cut Chemist / The Audiences' Listening

Jurassic 5のDJ、Cut Chemistのメジャーデビューアルバムを買ってみた。
1ヶ月くらい前(いや、もっと前かも)からKCRWで頻繁にかかっていた先行シングル“The Garden”が思い切りツボにはいってしまい、ここ最近、すっかりヘビーローテになっている。サンプリング元は「イパネマの娘」で有名なアストラッド・ジルベルトの"Berimbau"(この人の声と歌唱法、The Cranberriesのボーカルに似てないだろうか?)。舌足らずでヘタウマちっくな甘い声に、パーカッションとギターが絶妙にアレンジされている。名曲です。
他の曲は、サンプリングとスクラッチを駆使したいわゆるアブストラクトものがメイン。アブストラクトと言えば、個人的にはDJ Shadowを思い出してしまうのだけど、ドラマチックかつメランコリーな曲が多いDJ Shadowこの人も今度新譜出すそうな)のそれとは対象的に、軽くリズムにのれる楽しげな雰囲気の曲が多い(M11聴いてたらハルカリを思い出した。って、どうなんだ?それは)。HipHop好きでない人にもぜひ聞いてもらいたいアルバムです。
ところで、こんだけCut Chemistを絶賛しておきながら、実はJurassic 5を未聴だったりします。ついでに言うと、B-BOYとかオールドスクールとか、なんだかよく分かりません。いくら文化系のインドア野郎でHipHop文化が苦手(恐い?)と言っても、こんな良さげなDJのいるグループを未聴とは遺憾です。HipHopでもTechnoでもRockでもPopsでもMetalでもClassicsでもアニソンでも演歌でも、良い音楽は偏見無しにがんがん(財布と相談しながら)聴きたいものですね。

Audiences Listening

Audiences Listening

追記)
そういや、なんとCut Chemistが来日するそうです。日本でもけっこう人気あるんすかね。
http://www.bounce.com/news/daily.php/8361
こうゆうDJプレイヤみたいな人のライブって、どんな感じなんだろ。やっぱり客層はダブダブの短パンとかデカTとか野球帽とか、Bな男子でいっぱいなんだろうか。ううむ。ビビリな俺には、ちょっとハードル高そうです。