やっぱりGOMEZは素晴らしかった。しかし…

How We Operate

How We Operate

前々から気になっていたのになぜか買わずにいて、つい先日やっと購入したGOMEZのHow We Operateだが、予想以上に名盤だった。これはもう本年度の俺ベスト5には確実に入るってほどの出来である。
個人的に好きなのは、Notice, How We operate, Tear Your Love Apart, Charley Patton Songsといったところだが、出色なのはやはりアルバムタイトル曲のHow We operateとCharley Patton Songsの2曲。とくにCharley Patton Songsの間奏後半で、ギター、ベース、ドラム、ピアノなど全ての楽器がユニゾンでフレーズを奏でるところが素晴らしい。このフレーズを録音するために、おそらくギターの残響音などかなり細かい箇所にもこだわったのではないだろうか。音質、アレンジともに秀逸だと思う。
The BeatlesのA day in the lifeエンディングは歴史的フレーズだ、なんて言われるらしいけれど、このCharley Patton Songsのフレーズも自分にとってはここ数年で最も心にのこるフレーズの一つになった。これだけごく一部のフレーズに感動したのは、RadioheadのCreepサビ直前にはいるギターの「ガガッ」っていうミュートカッティング以来かもしれない。
それにしても不思議なのは、これだけ素晴らしいアルバムが、日本ではまったく話題になっていないことだ。さきほど検索したところでは、いちおうEMIで発売権を持っているらしいが、発売から2ヶ月近くたつのに国内盤の発売すら予定されていないらしい。GOMEZって、そんなにマイナーなバンドだったのだろうか。もう少し人気あるかと思ったのだけれど。これは日本のレコードメーカーの目がフシアナなのか。もしくは俺の趣味がバイアスかかりすぎなのか。
情報ソースがどこにあるかによって価値観にばらつきが出たりするのは仕方のないことだと思う。けれど、日本の音楽オリコンチャートやTVなどで注目されるアーチストを聞いているor見ていると、それこそバイアスかかりまくりの結果のような気がしてしようがない。
って、ちょっと話がGOMEZとは関係なくなってまいりました。っていうか、つまり言いたいことはアレとかアレのことなんすけどね。たとえばNHKのW杯テーマソングとかなんとか。もう少しなんとかならんもんですかね。正直、まったくついていけません。じゃあ、付いてくるなよ、って言われそうですけど。ええ、付いて行きませんよ(ニガ笑、みたいなね。