恐怖のハードディスクエラー、そして音楽ファイル破損

最近、自宅Power Mac G4のハードディスクがいかれてしまい(具体的にいうとS.M.A.R.T.でエラーが出た)、仕事データよりも大切かもしれない音楽ファイルが一部再生不可能になってしまった。
とりあえず、300GBのHDD(約1万8千円。最近のHDはほんとに安くなった)を購入しエラーの出たディスクと交換、OS-Xのインストーラーで現状のディスク内容をバックアップしたものの、肝心の音楽ファイルは破損したまま。Finder上ではファイルのアイコンは見えているしiTunes上でも曲名やアーチスト名などのタグは認識できているのだが、iTunesでもiTunes以外のアプリでも再生できず、登録したはずのアルバムジャケットも表示されない。
全てのデータが破損したなら、あるていど費用がかかってでも専門の業者に頼んでデータのサルベージをしてもらうのだけど、中途半端なことに、あるアルバムの10曲中2曲が破損していたり、またはアルバム全体が破損していたりと破損状況が虫食い状態なのだ。物理的破損の影響でランダムにファイルが破損したのだろうか。こんな状況だと高額なHD復旧に手を出すのはちょっと勿体ない。
唯一の救いは、iTunesに登録されている17917曲のデータ中、12096曲はiPodの中に転送済みだったことだが、問題は、いくらiPodにデータが保存してあっても、その内容をHDに落とせないということ。iPod内の音楽データは、Finder上では見ることのできない不可視データなので、強引に可視データにしてしまえばコピーできないこともないが、その場合、ファイル名やらタグデータが正常に保存されない可能性もあり、破損データのバックアップ方法としてはちょっと心もとない。
iPodのデータをコピーといえば、数ヶ月前にiPodの中身をコピーできるというソフトがBarksで紹介されていたのを思い出した。
iPodの中身をコピー可能にする!? 「Sound it! 5.0」 | BARKS
このSound it!というソフトは元々音楽ファイルの編集・加工・ファイルフォーマット変換に使うらしいのだけど、おまけ機能としてiPod内のデータコピーが可能らしいのだ。残念ながら、このソフトはいまだにWin対応版しか出ていないのだけど、販売元のサイトを見ていたらWin / Mac 対応のiPodデータバックアップに特化したPod Saveというソフトが10/20に発売されていた。

Pod SAVE

Pod SAVE

こりゃもう買うしか!と、仕事帰りに某家電量販店に立ち寄るもなぜか在庫無し。iPodデータのバックアップってけっこう需要ありそうなのに、なんで在庫しないだろか。帰宅後、アマゾンで該当ソフトを検索、即購入。目的のものがはっきりしている時は、やっぱりネットショップが断然便利すね。
まだ商品は届いていないものの、ひとまずこれでiPod内のデータは安心の予感。iPodに大量のデータを転送している人は、不意におとずれるHDクラッシュに備えて要チェックのソフトかも。