UNA / The Rain Is Over and Gone - EP

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最近、KCRWで「Fading In C# Minor」がToday's Top Tuneに選ばれたUNAの The Rain Is Over and Gone を購入してみた。
ジャンル的には、最近すっかり定番になってしまったDownTempo系のjazz/electronicで、ホラー映画のサントラのような気怠い雰囲気の曲調はPortishead*1を思わせる。ボーカルのJennifer Cook嬢をフロントに、キーボード、ターンテーブルの3人組と、まさにPortisheadチックな編成のUNAだけど*2、EP全体はあそこまでダークなサントラ調というわけでなく、「Fading In C# Minor」以外の曲はAcid Jazz的な爽やかさも感じさせたりで、意外と聞き易い。
で、この「The Rain Is Over and Gone - EP」、なぜかアマゾン、HMVで取り扱われていない。これはまだCD発売前なのか?と思っていたら、iTunes Storeで難なく検索に引っかかった。しかもJapanで、である。
下記はiTunes Storeへのリンク。
http://phobos.apple.com/WebObjects/MZStore.woa/wa/viewAlbum?id=200752308&s=143462
最近発見したんだけど、どうやらiTunes Storeには、この手のあまり知られていない、アマゾンやHMVでも取り扱われないCDやEPなどが、ひっそりとラインナップされているようだ。おそらくは、マイナーであるがゆえに版権管理がシンプルで販売権を取得しやすい、ということなんだろう。
こうした状況とは逆に、けっこうメジャーな海外アーチストが、所属するレコード会社の都合でラインナップされていないという状況は相変わらずである。日本において音楽のダウンロード販売が一般的になるには、まだまだ時間がかかるのだろうか*3
個人的には、CDというパッケージには、バックアップという意味でもコレクションという意味でも出来るだけこだわりたいので、ダウンロード販売が一般的にならないからと言って全然困らないのだけど、もう少し日本の音楽業界には柔軟な対応をしてもらいたいものです。着うたとか、ジャズ喫茶に多額の著作権使用料を請求とか、そんなんばっかに一生懸命にならずに、、、、ね。

*1:早く新譜出ないでしょうか

*2:実際、一番最初に聞いた時はPortisheadの新曲かと思った

*3:邦楽のほうは既に一般的なのかもだけど、身の回りに音楽をダウンロード購入する人がいないので、よく分からん