Trentemoller「Into the Great Wide Yonder」はiTunes Store購入がお得。

Into The Great Wide Yonder

Into The Great Wide Yonder

Trentemøllerの新作「Into the Great Wide Yonder」をようやく購入した。

アルバム自体は6月中旬に発売になっていて、アマゾンでDVD付きの限定版(2496円)を予約していたのだけど、一ヶ月以上も入荷が遅れたのでDVD付きを諦め、iTunesストアでデータ購入。驚いたことに、たいていのアルバムの販売価格が1500円のところ、Trentemollerの新作は1050円で販売していた。なんでこんなに安いんだろ?

アルバムの内容は、昨年リリースされた、どことなくフォーキー・ポップ・ロックな雰囲気を持つコンピレーション「Copenhagen Boat Trip By Trentemøller」と、いままでのTrentemollerの非フロア系な音が融合されたかのような感じ。

やたらリバーブを効かせトレモロを駆使したギターが入るかと思えば、フォーキーで切ないナンバーがあったり、前作「The Last Resort」を思わせるアンビエントやトリップ・ホップっぽい幻想的な音もある。「The Last Resort」のボーナスCDや数々のEPに収録されているフロア系な音が好きな人には、ちょっと違和感があるかもしれないけど、個人的にはすごく気に入った。

8曲目の「Silver Surfer, Ghost Rider Go!!!」とか、タイトルからしてちょっとお茶目なんだけど、まるでエレクトロニカmeetsベンチャーズみたいなノリですごい好き。

こんなに素晴らしいTrentemøllerだけど、アマゾンで輸入版がまともに入荷されなかったり、国内音楽系サイトでもまったく言及されなかったりと(されてたのかな?)、知名度的にはかなり低いので、このアルバムを機に、現地デンマーク以外でも、もっともっと名前を知られて欲しいと切に思う。