Instapaper Mobilizer + Google Reader はPCブラウザでもすこぶる便利

ふと思いついて、Google ReaderのSend to機能(日本語版で「送信先」)に、 Instapaper Mobilizerを追加してみたら、バナーが多くてロードの遅いサイトから本文のみ抽出してくれて、Mac OSSafari上でもすこぶる便利だった。

以前から、Mac OSSafariで、FlashXML連動型バナーとかを掲載しているサイトの表示がやたらと重いので、AdBlockやらClickToFlashとかの機能拡張使って対処法を探っていたのだけど、この方法で、ほぼ解決されたかも。Mobilizerってくらいだから「携帯最適化」だと思い込んでいたけど、Instapaperってほんと便利すぎる。

というわけで、以下、具体的な追加方法。

  1. Google リーダーの右上にある「設定」メニューから「リーダー設定」を選択
  2. 設定画面のタブから「送信先」を選択
  3. ページの下のほうにある「カスタム リンクを作成」をクリック
  4. 出てきたフィールドに以下の項目を入力
    • 名前:Instapaper Mobilizer
    • URL:http://www.instapaper.com/m?u=${url}
    • アイコンのURL:http://www.instapaper.com/images/favicon.png
  5. 「保存」をクリック


これでGoogle リーダーの記事表示エリア下にあるメニューの「送信先」にInstapaper Mobilizerが追加され、アマゾンのFlashアフィバナーやブログパーツFlashバナーてんこもりサイトでも、記事部分のみ抽出して表示可能に。

MacSafariユーザーでGoogle リーダー使っている人には、ぜひおすすめ。

Safari 5 の新機能「Safariリーダー」はiOSのための機能だと勝手に予想

長文記事の「記事部分」のみを抜き出し、さらには複数ページも一気に表示するという、InstapaperとAutoPagerizerを足したような、今回新たに追加になった新機能「Safariリーダー」。

なにかと長文記事ばかり読む傾向のある自分には、とても嬉しい機能なのだけど、機能するページがあったりなかったりして、完全版になるのは、もうちょい時間がかかりそう。

気になるのは、「これ、いったいどうやって機能してるの?」というところで、複数ページの一括表示機能=AutoPagerizerということで、もしかしてWedataのDBでも参照しているのかと思いきや、そうゆうわけでもなさそうだし、いったいどうやってリーダーを有効にするページを判別しているのか気になる。

まさかアップル独自でDB作ってるわけないだろうし(作ってるかも…だけど)、思いつくのはHTMLタグとタグの間の情報量とか、いかにも複数ページのナビゲーションっぽいリンクタグとか、その辺を判別しているのかなと勝手に想像。

機能拡張にSafariリーダーと、地味ながらも確実に進化した今回のSafariだけど、もしかして、今回のアップデートってiPadiPhoneSafariのための試験運転じゃないだろか。

機能拡張は微妙なところだけど、「Safariリーダー」って、どう考えてもiPadiPhoneのための機能じゃないかと思う。

来週予定のiOS4Safariにリーダー機能が実装されるのかどうかは分からないけど、おそらく、近いうちにiPadiPhoneSafariリーダーが使えるようになるんじゃないだろか。というか、個人的に、SafariリーダーをiPhoneでぜひとも使いたい。これ、iPhoneで使えたら、すごい便利でしょ。

もし、本当に、今回のSafari 5のアップデートが、iPadiPhoneのための試験的な導入だとすれば、アップルのiOSに対する意気込みも伺い知れるし、アップルの中でのMac OSのポジションの変化という意味でも、なんだか興味深い。

Safari 5 で導入した機能拡張

iPadiPhone関連の話題の影に隠れて地味にアップデートされたSafariだけど、ここのところすっかりメインブラウザになったSafariに機能拡張が公式実装されたのは素直に嬉しいし、Safariリーダーも想像以上に便利だった。

機能拡張については、環境設定の「詳細」タブで「開発メニュー」を表示した上で「機能拡張を有効」にするとか、app開発で物議を呼んだアップルらしくオープンソースな機能拡張の導入にかなり慎重になっている模様。

それなりに知識のある人にだけ「あくまで自己責任」で使ってくれと言わんばかりの実装だけど、他のブラウザで先行して開発されたExtentionが多いので、出てくる機能拡張も洗練されたものが多い印象。

以下、自分のSafariに導入したExtention。

  • Instapaper Beyond
    • 最近、iPadのAppでも話題になっているらしいInstapaperの機能拡張。矢印キーで記事を選択するショートカットが使えたり選択記事がハイライト表示になったり等、シンプルだけど地味に便利。Instapaperユーザーは入れて損はないかと。
  • AutoPagerize
    • 言わずと知れたAutoPagerizerのSafari版。複数ページを強制的に1ページにするわけだけど、登録されたサイトのデータベースも充実してきて長文ページの閲覧に重宝する。
  • YouTube video downloader for Safari 5
    • YouTubeのページに「ダウンロード」ボタンを追加する機能拡張。Safariでは、以前から「ウインドウ>構成ファイル一覧」でFLVファイルのみダウンロードできたけど、ボタン一発で落とせるのはやっぱり便利。
  • ClickToFlash
    • Flashの自動再生を強制停止させる機能拡張。これを入れると、Flashが埋め込まれた箇所が「Flash」と書かれた地味なボタンになって、それを押すまでFlashが再生されなくなる。やたら重いFlashバナーのあるサイトで活躍。


以下、便利そうなの6/29追記

  • View Background Image、View Artwork
    • Matt Sephtonさんによる背景画像抽出系機能拡張。View Background ImageはCSSなどで背景に設定されたイメージを新規タブで開く機能。View ArtworkはLast.fmなおかつアルバムアート(ジャケ写)限定の機能拡張。Last.fm上のジャケット画像上で右クリックすると「View Artwork」と出るので、これを選択すると画像のみ新規タブで開ける。
  • Image Reveal
    • 上記のView Background Image強化バージョン。これのすごいのは、通常なら背景画像のみ表示するのを禁止された画像でさえも表示してしまうとこ*1。たとえば、Googleブックスのスキャン画像とか。Googleブックスの画像をローカル環境や電波の届かないエリアで見たいという人には便利かも。
  • AdBlock for Safari
    • ぼちぼち出てるかなぁと思ったら、やっぱりあった、Firefoxでも有名かと思われるバナー広告をブロックするAdBlockSafari版。バナー広告が大嫌い、バナーが多いサイトを快適に見たい人には必須。
  • Sharker
    • 最近、海外では盛り上がっているらしい無料音楽ストリーミング・サービス「Grooveshark」を便利に使う機能拡張。一時停止や次の曲などのコントロールがコンテクストメニューで操作可能(ただし、Groovesharkを別のタブなどで開いてないと動作しない)。Grooveshark自体、あまり日本では有名じゃないかと思われるけど、日本でも普通に聴き放題だしアカウントも取得できる模様。機能拡張というより、Groovesharkに感動。洋楽なら大量に無料試聴可能。

以下は、あまりおすすめできないけど、ちょっと面白い機能拡張。

  • JavaScript Blacklist
    • コピペ追跡JSとか、リンク先のプレビュー表示JSとか、セキュリティ的にちょっと怪しいJavaScriptをブロックする機能拡張らしい。ブラックリストに登録されたJSは、現時点では日本語サイトではあまり使われていないようだし、ブラックリスト自体が少ないせいか、実際に動作したことないので便利かどうかは未知数。6/15時点で作動時のクラッシュ現象もリポートされているので、あまりおすすめできないかも。


その他、下記のTumblrまとめページに色々と機能拡張が紹介されるてるけど、WebKitのおかげでWebインスペクタとかが充実しまくってるSafariなら、上記くらいの機能拡張で充分便利かなぁと自分は思う(もちろん、SafariStandやSafariGesturesは、まだまだ必須なので、それらを入れた前提で…ですが)。

*1:厳密には禁止でないけど、画像探すのが面倒なサイト

Pendulum "Immersion" を買ってみた

Immersion

Immersion

The ProdigyVoodoo People Pendulum Remix(※ iTunes Storeへリンク) でハマって以来、デビューアルバムから追いかけてきたPendulumだけど、3rdアルバム"Immersion"が想像以上に素晴らしかった。
ネットで検索していると、どうやらセカンドアルバムの評価が高いようだけど、個人的にはロック寄りに過ぎる印象があって、やっぱりファーストアルバムのスペイシーかつドラマチックなドラムンサウンドが一番だなぁと思っていた。
今回のImmersionも、全力でロック寄りだし、「これメタル?」というような曲もあるけど、ただロック寄りなだけでなく、スペイシー(宇宙)感、ドラマチック(泣きメロ)感、ドラムン(高速)感も大幅増量、「全部入り」であり、ミクスチャー系ここに極まれりなサウンドになっている。ファースト越えて間違いなく最高のアルバム。
Prodigyが好きな人(とくにVoodoo Peopleの「早いバージョン」が好きな人)、ちょっとテクノちっくなメタルが好きな人、ドラマチックかつスペイシーな音楽が好きな人に、ぜひともおすすめ。
以下、YouTubeの公式ページ。全曲試聴できます。

Fallout 3 モイラの声優についての勝手な憶測

Fallout 3という素晴らしいゲームがあります。

かなり大雑把にゲームの内容を説明すると、核戦争で壊滅状態になった近未来のアメリカを舞台にしたマルチシナリオRPGで、メインシナリオなんて飾りです偉い人にはそれがわからんのですとでも言わんばかりの自由度の高さ、箱庭世界の広大さとディテールの細かさ、現代社会を揶揄するかのような世界観、そんなあたりが魅力となっております。このページを検索でたどって来る人は、おそらくそんなこたあ知ってるよという人が多いと思うので、以下説明は省略するとして、問題は、そのFallout3の登場人物であるモイラさんの声優についてです。

モイラというのは、Fallout世界の雑貨店女店主で、アイテムの修理・売買をしてくれる上、自由度がやたらと高いせいで進め方に迷ってしまうマルチシナリオのFallout3において、ゲームの進め方をそれとなく示唆してくれるキャラです(あんなの示唆にならんという人もいるかもしれんけど)。

自分も、ゲーム序盤にメインのシナリオを放置し、モイラさんのお手伝いクエストを熱心にこなしたわけですが、ゲームをやってて「この声優さん、どっかで聞いた声だなぁ」と、ずっと気になっていたわけです。

で、思いついたのが、Buffy The Vampire Slayer(邦題:バフィー 〜恋する十字架〜)の「ウィロー」。担当の声優さんは大坂史子さん。

ここで、Buffyウィローについて解説すると、また余計に長くなるので、ウィローのキャラについてだけ簡単に説明すると、一見、真面目そうで勉強もできる(けどガリ勉ではない)、女子なのに魔法とパソコンが大好きでハッキングにも通じる(ドラマ後半には魔法使いになる)主人公の良き相棒、てな感じ。以下、Wkipediaの説明。

自分的には「ああ、そうか、モイラはウィローなんだ、そうかそうか」とかなり納得したわけなんだけど、Falloutバフィー両方とも知っている人(そんな人はすごく少数派だと思うけど)、上記のキャラ設定って、なんだか被ってる気がしません?

Fallout3の日本語版を作成するにあたりキャスティングしたスタッフの方、なんというか、すごく分かっていらっしゃると思います。絶妙なキャスティングをありがとうございました。

Byline 3.0 の個人的に残念な点

iPhone を持っていてGoogle readerを使っている人にはかなりの知名度かと思われるBylineが3.0にバージョンアップした。

個人的にも、iPhone購入後、色々なアプリを試した後に辿り着いたGoogle readerアプリの決定版だったし、Reederを知るまで一年くらい使っていたので、今回の3.0アップデートはちょっと期待していたのだけど、正直、物足りない内容だった。
以下、超個人的、残念ポイント。

  • twitter、Instapaper、Read it latorとの連携はよいのだけど、Deliciousがない
    • まぁ、Deliciousって、最近のWebトレンドからすれば色褪せる存在なのは分かるけどねぇ…。
  • Instapaperと連携してるのにInstapaper mobilizerを利用できない
    • 5/14追記:利用できるみたいですね。設定で「キャッシュ」→「Webページ」→「モバイル向けデザイン」で、「意図的に削られていると判断されたfeed」をInstapaper mobilizer経由でキャッシュするらしい。
    • らしい、というのは、まだ実際に目で確認できてないからなんだけど、つまりはdiscriptionが途中で終わっていると思われる場合にキャッシュする、ということなんだろうか。
    • それともdiscriptionに元ページへのURLがある場合?
    • この辺よく分からないけど、どうせならReederのように本文無し(discription無し)のfeedでもInstapaper mobilizerで表示するようにリンクボタンを付けてほしかったなぁ。
    • とりあえず、未読feed溜まったら、もう少し使い込んでみる
    • Googleのモバイル版表示でもいいんだけど、ReederでInstapaper mobilizerの読みやすさに慣れてしまうと、iPhoneでPC版のWebページを熟読するのはしんどい。
  • feedごとにページをまるごとキャッシュできるのはいいけど、同期が遅い
    • Bylineの代表的機能であり、使用時には、かなり活用したオフラインでのページキャッシュ機能だけど、上記と同じ理由でページ全体をキャッシュするのは時間とパケットの無駄に思えてしまう。今回のアップデートで同期が早くなったとの評価があるようだけど、同期の速度自体は、Reederとあまり変わらないんじゃないだろか。
    • アップデート直後の状態だと、「本文一部配信のフィード*1」は、「自動的にWebページの完全保存を行う」ように設定してあったと記憶しているので、同期がすごく遅くなる。
    • 上記を避けるために、アップデート後、「設定」→キャッシュを「WiFi時のみ」にするか、キャッシュ自体不要な場合は「Webページ」→「すべてのアイテム」をオフに。
    • キャッシュ機能使いたいけどWebページは不要という場合は、一番上の「モバイル向けデザイン」をオンにすると、保存されるデータがmobilizer経由になるので、ちょっと早くなる(けど、登録フィード多い人は、やっぱり同期は遅くなると思われます)。
  • 全部既読ボタンを押すのが面倒
    • iTunes storeのレビューでも指摘してる人多いけど、これはやっぱりいただけない。


最後の既読ボタンについては、ひょっとすると今回のアップデートがiPhoneを両手で使うことを想定しての結果なのかもしれないと思った。新機能のスワイプで左右に記事移動というのも、基本的に両手操作を想定してのものでないだろか。

両手で持って左右スワイプすれば記事は読みやすいかもしれないけど、片手の親指だけで操作する場合、左右の動きが頻繁になるのはしんどいので、短い上下動とどちらか片方にあるボタン操作がメインになる(自分の場合)。

Reederのよく使うボタンは、既読ボタンが画面左下、記事の移動がその右隣(もしくは上下にスワイプ)、フォルダ(タグ)の移動が画面左上と、左手だけでiPhoneを操作する場合、かなり理想的なボタン配置だったりする。

というわけで、iPhoneの片手操作が多い人は、Reederのほうが合っているのかも?

それにしても、Instapaperって素晴らしい。なにしろ、長文記事が読みやすい。Reeder買ってから本格的に使いはじめたけど、あまりの素敵さに、応援の意味を込めてInstapaper Pro(600円)を購入してしまった。気のせいかFreeより同期早い気がするし、広告出ないのはなんとなく気分が良い。

*1:本文の最初だけが読めるフィード

Reederの動作がやたらと重くなった場合の対処法

最近、iPhoneGoogle Readerアプリ「Reeder」の動作がやたらと重くなった。
具体的には、feed同期時、記事閲覧時、アプリ終了時に、一瞬フリーズ状態になってしまうというもの。
一番ひどいのはアプリ終了時で、Reederの画面が終了してホーム画面になってから、数秒、操作が不能になってしまう。
前の記事にも書いたとおり、機能や記事の見やすさではかなりのお気に入りだったので、動作不良だからとBylineに戻るのも忍びなく、どうしたものかと悩みつつ以下の設定を試してみたら、どうやら解消された模様。

  • 設定の「Syncing」で「Unread」以外を全て「None」に設定
  • 「Keep Read Items」は「Never」
  • 「Image Caching」は全てオフ

以上の結果から、どうやら既読アイテム(Read Items)のキャッシュが膨大になると動作が悪くなると推測。
自分は、上記の設定をする前は、「Keep Read Items」を「1 month」にしてたので、かなり大量のキャッシュが溜まっていたと思われ、そのせいで同期とアプリ終了時の動作が不安定になってしまっていたようだ。
あと、最近になってGoogle Readerの登録feedに「まるごとRSS」経由で全文配信を増やしたのも影響したのかも。
既読アイテムを保持できないと不便なときもあるかもしれないけど、もし何度か読み返したい記事なら、Instapaperに登録しておけばいいわけだし。
descriptionが短いFeedを購読しているならいいけど、長文feedを購読していて、なおかつReederでfeedを読みまくる人は、「Keep Read Items」は「Never」がおすすめです。