Mogwai@LIQUIDROOM行って参りました


上の写真はデジカメで撮影したライブの模様。開演時間30分前とちょっと余裕をこいての到着だったのであまりいい場所が確保できず、予想通りにたいした写真が撮れませんでした。というか、ライブ中に写真を撮るのってけっこう恥ずかしくて、場所が云々ってのは言い訳に過ぎず、単に回りの客が気になってなかなか撮影できない小心者ってことなんすけどね。
肝心のライブは、今回が初来日になるゲストのRatatatが約1時間、メインのMogwaiが約1時間半超と、値段の割になかなかお得な内容でした。
Ratatatは、個人的には今ライブの目玉でもあったのだけど*1、2ndのLexやWildcat、1stのSeventeen Yearsなどハイライトはあったのものの、ギターとベースの2人だけでライブを盛り上げるのは、ちょっとしんどいかなという印象。客のほうもRatatatを知っているのか知らないのか、ノリもいまいちだったように思う。LexだかSeventeen Yearsのときにやたらギターが轟音になっていたけど、どうせならライブでやる曲を全て轟音アレンジに変えちゃうとかのほうが盛り上がったのかも。曲のアイデア自体はすごく好きなんで、今後の活動に期待です。

Mogwaiのほうは、とにもかくにも「轟音・閃光・静寂」。上の写真は「うおっまぶしっ」と叫びたくなる閃光の瞬間です。あまりにまぶしくってまともに目を開けていられなかった。
実は、彼らのライブは今回が初めてで、想像以上の演奏の上手さと轟音ギターの気持ち良さを体感してみて、Mogwaiがライブバンド以外の何者でもないことを認識させられました。実際に体が震える程の轟音*2を生で聴くのは、なぜだかとっても気持ちがいい。これだけの轟音をこの距離で体感するには、LIQUIDくらいの箱がちょうど良いのかも。
あまりにでかすぎる音ってのは時に不快なものだけど、彼らの場合は、なぜかそれが快感に変わってしまうのだから不思議である。「不快なでかい音」ってのは、たいていの場合、ボーカルを邪魔するギターだったり、他の楽器を圧倒してしまうドラムだったりする。Mogwaiの場合はバンドとしての演奏のまとまりがかなり高レベルなので、その辺が「でかい=不快」にならないポイントになってるのかもしれない。ミキサーや音質にも相当気を配っているのだろう。
個人的に良かったのは、Mr. BeastのGlasgow Mega-Snake、Friend of the night、それに一番の最後のMy Father My King。メンバーがステージを去った後、ギターのハウリング音をサイレンのようにリフレイン*3させてたのがすごく印象的だった。
合計で2時間半弱立ちっぱなしだったので少々疲れたけど、轟音と閃光で頭がクラクラしつつも、なかなか素敵なライブでした。

*1:Mogwaiだけだったら、たぶん行かなかった

*2:感動で震えるのでなく、物理的に音圧でビリビリくる

*3:サンプラー使用?