とりあえず最近買ったCD

Living Water

Living Water

Ninja Tuneのサイトをふと覗いたときにトップページでかかっていて、その尋常ならざる声に一発でやられてしまった。ジャンル的にはJazzってことになるのだろうけど、とにかく声がすごい。なんというか、まるでありがたいお経のように心に響く声なのだ(実際にお経が心に響くかどうかは別として、まあ、モノの例えです)。ネットで検索してみると、Horace Tapscott のPAN AFRICAN PEOPLES ARKESTRAというバンド(なのか?)の一員としても活躍した、スピリチュアル・ジャズの大御所な人であるらしいけど、たしかにこの声を言葉で表現するには、スピリチュアルという形容詞が最もしっくりくる(もちろん、最近日本で流行の「霊的な」ではなく「精神の」という意味で。てか、日本人ってスピリチュアルって言葉好きだよな。みんなお疲れ気味なのかね、やっぱり)。Ninja Tuneだけあってアレンジ、音質ともに素晴らしい(リリースはPassin' The Vibe Recordsとあるから、Ninja Tuneのサイトで販売しているだけ?)。この手のCDは今まであまり買ったことがなかったけど、これはけっこうはまりそう。スピリチュアル・ジャズの次にいきなりFatboy Slimってのはいかがなものか。さすがに常日頃この2枚を連続で聴く事はないけれど、たまに無性に聴きたくなるのよね、Fatboy Slimって。ちょっと気分のよい時にLive on Brighton Beachとか聴くと、すごく気持ちいい。仕事中のBGMにもぴったりであります。しかも、今回のベストには初回限定でPVが収録されたDVDが付いてるっていうじゃないですか。Weapon of ChoiceのPVで、かのクリストファー・ウォーケンがニコリともせず大真面目に披露するおじさん踊りが大好きな自分としては、これはもう買うしかない。アマゾンで検索したら早くも初回限定は在庫切れだったので、HMVのネットショップですぐさま購入。新曲のThat Old Pair of Jeansもなかなか良いし、これもなかなか良い買い物でした。
ちなみに、Weapon of Choice、NHKサラリーマンNEOのOPに使われてるけど、あれってどう考えてもPVのイメージ(サラリーマン踊る、みたいな)で使われてるよなぁ、なんて思ったり。ちなみに、個人的には、Weapon of ChoiceといえばX-Filesのローン・ガンメンなんですけどね。
Krishna Lila

Krishna Lila

最後に、購入はしたけどまだ未聴な一枚。DJ Cheb I Sabbahって人は、アメリカ在住のインド人トランスDJらしいのだけど、ネットで検索してもいまいち詳細は不明。Last.fmのオススメラジオでよくかかっていて、いかにもお香プンプンなインドを思わせるサウンドが気になっていたので、ひとまずiTMS UKでアルバム視聴(この辺のマイナーなアーチストはiTMSの海外版で視聴するのが効率いい)。トランスDJとか言われてるので、ワールド系とはいえけっこうアッパーな音かと思いきや、シタールやタブラーの音、コーランみたいな歌声などなど、わりとトラディショナルっぽい雰囲気で、俺の頭の中のインドな空気とぴったりはまるサウンドでした。暑い夏、何もやる気がしないときのナチュラルトリップにもってこいな一枚の予感。早くお香を焚きながらイヤホンの爆音で聴きたいです。