Jose Gonzalez @ 渋谷Duo Music Exchange

いつのまにやらJose Gonzalezのチケット購入から一ヶ月、仕事を早々に切り上げ(というか早退し)行って参りましたJose Gonzalez来日公演。
最近、引退説が流れたJamiroquaiがプロデュースしたらしい渋谷Duo Music Exchangeに開演40分前程に到着。ライブハウスとしては平均的な広さで、Jamiroquaiプロデュースというほど斬新なデザインというわけでもないのだけど、ちょっと驚いたのが、普通のライブと違いフロアにテーブルがいっぱい置いてあったこと。つまりはオール・スタンディングならぬ「ほぼ着席ライブ」だったのである。
平日の公演ということもあって人の入りはまばらで、整理番号の意味がまったくないほど入場はスムーズだった*1。開演10分前ほどにもなると、テーブル席はほぼ満席で、後方に立ち見がでるくらいの入りに。いやー、Jose Gonzalez、けっこう日本でも(日本だから?)人気あるじゃないすか。よかったよかった。
肝心のライブは、基本的にJose Gonzalez一人の弾き語りなので、通常のライブに求められるようなノリだとかドライブ感みたいのは、どうしても希薄になってしまうものの、ギター一本でここまで曲の表情を豊かに表現できる人はそうはいないだろうし、技術力もかなりのもの(だと思う。ガットギターはあまり詳しくないのだけど)。個人的には、この人の曲のベースラインがすごく好きで*2、どこかミニマルテクノに通じるストイックさがあるような。
途中、パーカッションとコーラス担当の人が登場したり、Massive AttackのTeardropを3人で演奏したり*3、アンコール後にHeartbeatsとCrossesをとっておいたり、それなりのライブらしさも演出しつつ、なにやら海外のレストランで不意に弾き語りライブに出くわしたような、そんな不思議な雰囲気のライブでした。

*1:というか、40分前では10人も客がいなかったように思う

*2:とくにRemainがステキ

*3:正直、この選曲はどうかなぁと思うけど、観客の趣味も考慮した上での選択だったのだろうか。