Senor Coconut / Yellow Fever
- アーティスト: セニョール・ココナッツ・アンド・ヒズ・オーケストラ,細野晴臣,コンスタンツァ・マルティネス,ダンディー・ジャック,テイ・トウワ,アクフェン,高橋幸宏
- 出版社/メーカー: SPACE SHOWER MUSIC
- 発売日: 2006/04/26
- メディア: CD
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肝心の内容は、簡単に説明してしまえば「ラテンでYMOをカバー」ってことなんだけど、YMOの原曲をわりと忠実に再現しつつも、本来マンボとかチャチャとかまったく関係なさそうなYMOナンバーが、ラテンノリでもまったく違和感なく感じる秀逸なアレンジだった。なかでも坂本龍一もゲスト参加している東風、ゆったりめなイントロで中盤はじけるRydeen、ラテンが映えるFireCrackerが素晴らしい。けど、やっぱりこのアルバムは一曲目から通して聞くのがいいと思う。曲の繋ぎやInterludeもすごくセンスがいいので曲単体で聴くのは勿体なさすぎる。ちなみに、9曲目にはNouvelle VagueでボーカルをやっているMarinaがゲスト参加。たまたま同時期に気に入ったアルバムに奇妙な接点があって、ちょっと嬉しくなってしまった。
Senor Coconut 「YMO」を語る!!|HMV&BOOKS onlineニュース
このセニョールココナッツという人(名前素敵すぎ)、もともとAtom Heartの名で音響系やアンビエント系など手広く手がけたテクノアーチストらしいのだけど、90年代後半にふと思い立ってラテンを極めるべくチリに移住し、名前もSenor Coconutに改め今に至るという。なんとも素敵な生き方です。なんだか南米に旅してみたくなりました。
http://www.sonarsound.jp/sst2006/news/276061710.php
今週末の8日に開催されるsonarsound tokyoにセニョールココナッツも来日するそうですけど、なんとゲストに細野晴臣、高橋幸宏も出演するそうな。こりゃすごい。行ってみたいけど、当日チケットでも余裕で入場できるんだろうか。