一番好きな音楽

よく「一番好きな曲はなんですか?」とか、「好きなアーチストは?」なんて質問があるけれど、この手の質問をされるとすごく困る。何曲かあげることは出来るだろうし、むしろ好きなのが多すぎて困ってしまうのだけど、一番の答えづらい理由は、「聞いた瞬間に良かった曲が一番好きだから」なんである。
あまり好きじゃない曲でも、ある日突然、ものすごくいい曲に感じたり、その逆に、すごく好きだったはずの曲が、あまり心に響かなかったり。つまりは、その日のバイオリズムみたいのが、ものすごくダイレクトに音楽の趣味に反映されてしまっているわけですね。
自分の場合、その振り幅がかなり大きいので、悪く言うとかなりの雑食になってしまっている。例えば、Hawaiian6を聴いた翌日にA Forest Mighty BlackやらMassive Attackを聞いていたり、その次の週にはSlipknot、はたまたTori AmosLisa Loebに感動していたり…。
これってつまり、「バイオリズムの振り幅が大きい=躁鬱ぽい?」なんてことにもなりかねない訳で、精神衛生上あまりよろしくない傾向なのかな、なんて思ったり。
そんなわけで、いつ何時、どんな曲がベストマッチするか(または嫌いになるか)分かったもんじゃないので、常に大量の曲を持ち運ぶことのできるiPodは、いまや外出時の必需品となっている。
今日の仕事帰りには、Jellfishの「Spilt Milk」が、やたらと心に響いてしまった。前々から、かなり大好きなアルバムなのだけど、今日の感動具合は、ちょっと普通じゃなかったように思う。もしや、変な脳内物質でも自然発生していたのだろうか。
まあ、なにはともあれ、音楽っていいものです。

こぼれたミルクに泣かないで

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